FOE症候群
詳細
前述した正体不明の病気である。この病気の症状としては次のようなものがある。
├体に花を模した斑点のようなものができる。
├花の種類が違い、これは発症した当人の性格や思考によるものと考えられる。
├斑点を少し押し込むと奇妙なほど甘いフローラルな香りが広がる。(押された本人は軽い痛みが走るようだ)
├斑点はときおり熱を帯びる。もし身体中に症状がみられた場合などは、体全体が一時的な発熱状態になるだろう。
├症状が進行してゆくと、最初は気にも留めなかった甘い匂いが恐ろしいほど強くなる。
└死亡の際は手足の先から無数の花びらに変化し、やがて衣服だけが残る。骨や遺体は一片も残らない。
人々はこれらの症状からこの病気を FOE(flower of emotion)症候群と呼ぶようになった。
確たる治療法、薬は今のところない。が、その名の通り感情に起因する病気であるため、かかっている当人の喜怒哀楽の感情に合わせて症状が発展するということもわかっている。
嬉しかったり、楽しかったりすると、斑点が心なしか薄まり、症状の進行が遅くなる。
逆に苦痛を抱えたり、泣きたくなったりすると、症状の進行は速まる。
このため患者の精神的ケアは欠かせず、目立った手術法もないとの事で、現在FOE症候群の患者は精神科や心療内科に頼ることが多い。
余談
家庭の収入などの精神的余裕の有無も病状に関わっているケースが多い。楠立の3人の患者は特に貧困だったため、進行が速く亡くなるのも早かった。
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